★息は吐き出しちゃ駄目! 2/2
みなさん、こんにちは!
少しでも正しい発声理論をみなさんにお届けして
世界中のみんなが、自由自在に歌を歌えて幸せになってもらいたいな…
という思いでこのブログをはじめた
高田三郎です。
あなたは、次のような症状はありませんか?
★声がひっくり返りやすい
★ロングトーンが持たない
★声が枯れやすいなどの原因は
もしそうだとしたら、
これらは、全て間違った息を強く吐こうとするイメージから起こっているのです!
間違っているといっても、ごく一般的に教えられている呼吸法です。
プロでも先生でも多くこの考えで教えていますから…
今回はこのテーマを取り上げているのです。
「今まで習った事と真逆だ! なんか抵抗感あるな…」
という人も、是非だまされたと思って最後まで読んでみてくださいね。
絶対、発声が楽になりますよ。
★その理由は
前回、詳しくお話しました。
息を吐こうとすると、肺の収縮を声帯が感知して
反射的に声帯を広げようとする事が原因でしたね。
本来は、声帯が閉じようとする力があって初めて、空気の通過により
スムーズな開閉運動ができるからです。
とはいっても、勿論、声を出す為には息を吐かなければいけないので
究極の矛盾ですね。
では、どうしたら良いかというと、声帯が肺が収縮した事を感知されなように
息を吐けば良いのです!!
「そんなこと出来る訳がない 」
と思うかもしれませんが、それが出来るのです。
出来るだけ、肺を覆っている肋骨、肋間筋を収縮しないようにして
息を出せば良いのです。
肺のまわり、肋骨、肋間筋をホールドして収縮させないかわりに
横隔膜、背筋、腹筋群などの腹回りの動きをメインに使います。
そうすれば、声帯は肺が収縮しないので反射的に開いてしまおうとしません。
むしろ、吸った息から十分に酸素を取り込む為に一旦、閉じようとします。
こうすると、理想的な声帯の閉鎖を簡単に行う事が出来てしまうのです!!
そればかりか、
力みのない理想的な声帯の閉鎖が出来れば、起声といって声の立ち上がりが
とてもスムーズなものになります。
それによって、あなたは
★声がひっくり返らなくなる
★ロングトーンが得意になる
★声がかれなくなる
★音程が安定する
など、など、いい状態で歌える事になるのです!!
どうですか?
夢見たいでしょう?
是非、試して見てください。
必死に息を強めて吐こうとしていた時代の発声と、
別次元の発声になり、吃驚するはずです。
では、今日も最後までありがとうございました。
Keep On Singing for your Dream !!
★True voice の願い
あなたがまだ知らない、あなたの本当の美しい声
それをあなたと一緒に見つけたい。
それが、僕ら”TRUE VOICE “の願いです。
TRUE VOICE 主宰 SABURO TAKADA
● この記事を書いた人 : True Voice 主宰 / 高田三郎
(元) Speech Level Singing 日本初認定ヴォイストレーナー
YAMAHAゴスペル講師、昭和音大非常勤講師
ロサンゼルスから持ち帰ったハリウッドスタイルのヴォイストレーニングとプロシンガーでもある自身が開発した高田メソッドによる科学的、理論的な発声指導法で多くのプロアーティストのヴォイスコーチとして活躍中。
「高い声で歌える本」「ヴォーカリストのための全知識」「カラオケで高得点をたたき出すボイトレ本」など数十冊のボイトレ本の著者でもある。