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高音発声の為にスーパーヒント 2/2

今日、講義で昭和音楽大学に行ったら、「決定版-高い声で歌える本」が昭和音楽大学の購買部に平積みされてました。

 
有難いな‥
 

さて、”高音発声のスーパーヒント”の続きを

お教えしますね。

 
マイケル・ジャクソンやジェニファーロペスの先生が言った
 
「なんで日本人はみんな、そんなに叫ぶのかね?」
 
というのは、「小さな声で歌いなさい」
 
という意味ではないんですよ。
 
「外喉頭筋群を締めて歌ってしまっている」
 
という事なんですよ!!
 
ここにスーパーなヒントが隠されているのですね。
 
海外のアーティストが首に青筋も立てずに軽々とハイトーンを歌っているので見て、

 

“口パク疑惑”を持つ人が多いようですね。

 
ところが、ほとんどの場合は本当に歌っているんですよ。
 
僕はブルーノートTokyoに行く時は必ず最善列に陣取ります。ヴォーカリストの唾がバシバシ飛んで来る事にも怯まず、彼らの喉を凝視しています。
 
アーティストからしたら相当に気味の悪い客ですね。
 
その距離だと100パーセント口パクかどうか、わかりますが、みんなリアルに歌っていました。
 
 
黒人の唸るような超ヘヴィーなハイトーンを出す人でも、首に青筋立てている人は一人もいませんでした。
 
ところが、日本ではかなり有名なアーティストでも、大して高くない音で首に青筋をガンガンに立てていますね。
 
つまり、そこなんです!
 
まさに、そこに高音発声の秘密が隠されているのです!
 
わかりますか?
 
では、まずズバッと、結論をお教えしましょう!
 

首の周りの筋肉=アウターマッスルはリラックスさせて、喉の中の筋肉=インナーマッスルは適度に使えるようにするのが秘訣なのです!

 
「それは凄そうだけど、良くわかんないし、
そんな事出来んのかな?」
 
と思ったあなた!
 
安心して下さい!!
 
僕が17も年前から「高い声で歌える本」書いて日本中に広めています!
 
このブログでも引き続きご説明していきますね。


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あなたがまだ知らない、あなたの本当の美しい声
それをあなたと一緒に見つけたい。
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高音発声の為のスーパーヒント 1/2

高音発声のスーパーヒント

1999年、既に「ヴォーカリストの為の全知識」など数冊の教則本を出版していた高田ですが、  さらに究極の発声理論を求めロサンゼルスに行きました。
 
ジェニファー・ロペスやスティービー・ワンダー、マドンナ、などの歌の先生でもある セス・リッグス(Seth Riggs)氏に習う為です。
 
ドキドキでハリウッドの豪邸内のスタジオに入ると壁にマイケル・ジャクソン、スリラーのゴールドディスクが輝いていました。
 
ヴォイスコーチとしての参加を評価して贈られたものです。
 
アメリカではアーティストだけではなく、レコーディングに参加したスタッフもちゃんと評価される所が素晴らしいですよね。
 
日本では、未だにヴォイトレを受けている事を隠そうとする事務所さえあるそうなので (^◇^;)
 
早く世界レベルのスタンスになって貰えたらいいですね。
 
 

ハリウッドスタイルボイストレーニング

 
実際にハリウッドでは
僕のレッスン前時間にレイ・チャールズが習いに来ていたり、マイケル・ジャクソンがレコーディング期間中にフルでセス・リッグス先生の予定を押さえたりして、普通に大御所がレッスンを受け続けています。
 
誰も人に習っている事を隠そうなんてしません。
むしろ、レッスンを受けているのが普通の事なんですね。
 
 
で、タイトルの
 
高音発声のスーパーヒントですが、
 
セス(Seth Riggs)が日本人の発声について おっしゃった
最初の言葉を特別にお教えしますね、
 
「日本人は何でみんなあんなに叫ぶのかね?」
 
 
これは、物凄いヒントですよ *(^o^)/*
 
詳しくはおって解説して行きますね。

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★息は吐き出しちゃ駄目! 2/2 声がひっくり返らない正しい呼吸法

★息は吐き出しちゃ駄目! 2/2

みなさん、こんにちは!
少しでも正しい発声理論をみなさんにお届けして
世界中のみんなが、自由自在に歌を歌えて幸せになってもらいたいな…
という思いでこのブログをはじめた
高田三郎です。

あなたは、次のような症状はありませんか?

★声がひっくり返りやすい

★ロングトーンが持たない

★声が枯れやすいなどの原因は

もしそうだとしたら、

これらは、全て間違った息を強く吐こうとするイメージから起こっているのです!
間違っているといっても、ごく一般的に教えられている呼吸法です。
プロでも先生でも多くこの考えで教えていますから…

今回はこのテーマを取り上げているのです。

「今まで習った事と真逆だ! なんか抵抗感あるな…」

という人も、是非だまされたと思って最後まで読んでみてくださいね。
絶対、発声が楽になりますよ。

★その理由は

前回、詳しくお話しました。

息を吐こうとすると、肺の収縮を声帯が感知して

反射的に声帯を広げようとする事が原因でしたね。

 

本来は、声帯が閉じようとする力があって初めて、空気の通過により
スムーズな開閉運動ができるからです。

とはいっても、勿論、声を出す為には息を吐かなければいけないので
究極の矛盾ですね。

では、どうしたら良いかというと、声帯が肺が収縮した事を感知されなように
息を吐けば良いのです!!

「そんなこと出来る訳がない 」

と思うかもしれませんが、それが出来るのです。

出来るだけ、肺を覆っている肋骨、肋間筋を収縮しないようにして
息を出せば良いのです。

肺のまわり、肋骨、肋間筋をホールドして収縮させないかわりに

横隔膜、背筋、腹筋群などの腹回りの動きをメインに使います。

そうすれば、声帯は肺が収縮しないので反射的に開いてしまおうとしません。
むしろ、吸った息から十分に酸素を取り込む為に一旦、閉じようとします。

こうすると、理想的な声帯の閉鎖を簡単に行う事が出来てしまうのです!!

そればかりか、

力みのない理想的な声帯の閉鎖が出来れば、起声といって声の立ち上がりが
とてもスムーズなものになります。

それによって、あなたは

★声がひっくり返らなくなる

★ロングトーンが得意になる

★声がかれなくなる

★音程が安定する

など、など、いい状態で歌える事になるのです!!

どうですか?

夢見たいでしょう?

是非、試して見てください。
必死に息を強めて吐こうとしていた時代の発声と、
別次元の発声になり、吃驚するはずです。

では、今日も最後までありがとうございました。

Keep On Singing for your Dream !!


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★息は吐き出しちゃ駄目! 1/2 ロングトーンが出来る正しい呼吸法

★息は吐き出しちゃ駄目! 1/2

前回は、ブレスの息を取り込む側面についてお話しました。
「息を力ずくで肺に取り込もうとしなくても
空気の方が肺に入り込んでくれるという」驚きのお話をしましたね。

そういう正しいイメージを持った瞬間に歌うのがとても楽になった
という嬉しい反響を沢山頂いて嬉しいです。

みんなの役に立ててよかった…

さて、息を吸ったなら、次は吐くほうですね。

まさに歌う瞬間です。

ところが、歌おうとして肺を収縮させると

反射的に声帯は開こうとしてしまうのです!!

そもそも声帯の開閉で声がでるのですから、声帯が開こうとする傾向が強いと上手く歌えません。
そればかりかなんとか出しても、息漏れが多い声だったり、声がひっくり返り安くなってしまうのです。

「そんな、ばかな…!!」

と思うかも知れませんね。

でも、よく考えて見るともともと肺と喉は酸素の出し入れの為にある器官です。
効率よく、肺にたまった二酸化炭素をからだの外に出すには、空気の通り道を邪魔しないように
反射的に声帯が開こうとするのが当たり前の話ですね。

と、言う事は

声を出すには息を吐かなければいけないのに、
吐こうとすると、声を出す為に閉じなければいけない声帯が反射的に開こうとしてまう!!

お~なんという矛盾 !!!

では、どうしたら良いのでしょうか?

答えは

「肺に息を吐いている事が気づかれないように吐く」です!

そうすれば、反射的に声帯は無駄に開こうとしないので、声帯も奇麗に開閉運動が出来て
最高の状態で歌を歌う事ができるのです。。

では、そのやり方は次回お伝えします。


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1日10分でOK!高い声が出るどこでも簡単リップロールトレーニング

みなさん、おはようございます!

前回、高音域発声の秘訣は

1、喉の外側の筋肉のリラックス
2、喉の内側の筋肉の適度な使用

が重要だという事をお伝えしました。

これはつまり喉の外側(首回り、あご、舌などの筋肉)と喉の内側(声帯周辺の筋肉)を切り離してコントロールするという事なのです!

普通は、これらを一つのものと感じてしまいがちですね。高い声を出そうとすると、
どうしても喉や首にあご、全部に力が入ってしまう。

誰もが経験する、首に青筋が立って顔が真っ赤になる状態。

本当は声を出すところは声帯(喉の内側)なのに、関係ない
首やあご、した(喉の外側)まで力が入ってしまうものです。

むしろ、首だけではなくて身体全体で頑張ったほうが高い声が出るとさえ思っていますよね。

素人だけではなくて、多くのプロ歌手やヴォイストレーナーさえそう信じて疑わない人も沢山いるので、あなたがそう思っても無理はありません。

ところが、
それが、高音発声ができない最大の理由なのです。

実はそれは高音発声だけでなく、音程や響きが悪くなる原因でもあるのです!!

逆に

喉の外側=アウターマッスル と

喉の内側=インナーマッスル を

切り離してコントロールできるようにすれば
高音域も伸び、音程、響きも全てが見違えるほど
良くなるのです!

では、その為にはどうしたらいいのか?

その為のレッスンワンとしてリップロールという発声練習をやってみましょう。これは最近ではリップトリルともいいますが、唇をプルプルとさせながら声を出す事です。

「プルルルル~~~」

とまずやって見てください。

「そんなの、もう、知っている!」

と思った方はちょっと待ってください。
リップロールは僕が17年前に「高い声で歌える本」で日本に紹介した時は
ほとんど知られていませんでした。

それが、今ではレッスンに取り入れている先生や学校も多いのは嬉しい事ですが、
その正しい目的を知っている人は少ないようです。

リップロールの目的を

”息を強くする練習”

と考えている方が多いのですが、全く逆です。

実は、最低限度の息の量で発声する為の練習なのです!!

そもそも、息が強すぎるから、喉、首に力が入ってしまうのです。

そして、喉、首に力が入ってしまって声が出にくくなってるのを
さらに強い息で何とかしようと頑張る。

そして、さらに力が喉、首に入ってしまう…

まさに悪循環。負のスパイラル。(-_-;)

これでは、何十年練習しても高い声など出せるわけがありませんね。
まずは、リップロールでこの負のスパイラルから解放されましょう!!

ポイント1
首、あご、舌、唇、すべての力を
”ダラ~”と抜き続けます。

ポイント2
低い音から高い音まで、唇のプルルルというスピードを変えずに声が出せるようにコントロールしてみましょう。

このレッスンワンを毎日やるだけでも、

「あれ?、声が出しやすい!! 不思議だ~!!」

というようになって来ますよ。
是非、毎日やって見てください。

これだったら道を歩きながらでも出来ますね。
ただし、周りに人がいない事を確認してからにしてくださいね。


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ブレスは吸い込んではダメ!これが歌のうまくなる正しい呼吸法

さて、今日はブレスについてレッスンしたいと思いますが
今回は高田ブログ初の連載形式でお届けします。

声は肺からの息の圧力で声帯を開け閉めさせた時に生じる音です。
ですから、あたりまえですが、まず肺から息がスムースに送られてこないと上手く歌えないわけですね。

歌が ”呼吸の芸術”と呼ばれるのも分かりますね。

その為には、息を吐く前にまず空気を上手に肺に入れないといけないわけです。
実は、一番シンプルなこの最初のアクションで
多くの人が間違ったイメージを持ってしまっているのです。
その間違ったイメージの為に、

ロングトーンが出来ない
声が枯れやすい
音程が不安定
高音が出ない
歌うと体力をすごく消耗する

など、沢山の勿体ない事が起こってしまいます。

あなたも思い当たる節がありませんか?
★間違ったイメージの解説

では、いくつかの間違ったイメージを一つずつ解説して行きましょう。
一つ目は、

1,息は吸い込まなければいけないと思っている。

「え?」

と思うかもしれませんが、実は息を吸い込もうとする事がまず間違っているのです!!

実はあなたが空気を必死に吸い込もうとしなくても、
空気の方があなたの肺に入り込みたくてしょうがないのですよ!!

その理由は?

そして、正しい空気の取り込み方とは?

間違っているのは、肺という風船が体にあって、それを一生懸命広げると
ストローから空気を吸い込むような抵抗に打ち勝ってやっと
空気が肺に入ってくるというイメージです。

普通は誰もが無邪気にこう思うのです、
実はこれが大間違いなのです!!

なぜなら、まず、肺は風船とは違い弾力性のないただの袋なのです。
肺はそれ自体では心臓のようにドッキン、ドッキンと自発的な活動する事ができません。
★正しい呼吸のイメージ

では、どうやって空気をとりいれるかと言うと、肺の周りにある肋間筋や横隔膜、腹筋などで肺のまわりの空間を広げてやるのです。

そうすると、肺の空間が広がります。

ご存知のように空間には大気圧が満ちていますね。
そしてて、空気君達は自分たちよりも少しでも圧力の低い空間があれば
入り込みたくてウズウズしているのです。

そこで、肋間筋や横隔膜の働きで肺の空間が広がると、小学校理科の時に習ったボイルの法則で肺の中の圧力が低くなります。

そしたら、勝手に大気圧に押されて空気君達は、「やった~、それいけ!」とばかり自分達の方から肺の中に滑り込んで行くのです!!

ちょっと、分かり辛いかもしれないので、例をあげますね。

例えば、あなたが海底に立っていて、口を開けた状態を想像してみてください。水圧で勝手に水が肺に流れ込んできますよね。

これと同じ事なのです!

大気圧は海の水と違って目には見えませんし、普段は全く感じませんが常にあなたの周りに満ちているのです。そして、すきさえ有ればあなたの肺の中に張り込もうと狙っているのです! 努力して空気を必死に吸い込む必要は必要は全くありません。

これは、正に目から鱗かもしれませんね!

特に、腹筋や背筋をアスリートのようにギンギンに鍛えなくても
ただ「すっと」お腹、脇腹、背中という体の低い方を開けば
その瞬間に空気のほうから肺に入り込んで来てくれるから有り難い話です。

この呼吸の要領が掴めたら、無駄な体力を使わないわけですから。
とても体が疲れ辛くなります。
息を出すコントロームも無駄がなくなるので、音程や声量も安定します。
勿論、ロングトーンも上手くなります。

なぜかというと、普通は一生懸命に息を吸おうとするので
吸入が多すぎてしまうのです。そうすると、逆に空気は
外に出たくてしょうがなくなり、あなたが歌おうとしたらあっと言う間に息が外にでてしまい、声が続かなくなってしまうのです。

また、息を肺に取り込むのに
音を立てる必要はまるでありません。

逆に、息を吸う時に「ハッ」と音を立ててしまうのは、空気の通り道を狭めてしまっている証拠です。
これでは、効率良く空気を取り込めないばかりか、声帯が乾きやすくなりのどが疲れる原因になってしまうのです。

「ハッ」という雑音を立てずに息を取り入れられたら、息の通り道を狭めていないので最大に効率良く息を取り込む事ができますよ。

どうですか?

正しい、基本の呼吸イメージを持つだけでいろんな事が解決する事がおわかり頂けましたでしょうか?

例外として、感情表現としてなら、音を立てるブレスは大切なテクニックです。どんどん、効果的に使ってください。

ただし、それは音を立てない基本のブレスが出来てからにしましょう!

これだけで、吃驚するくらい歌が楽に歌えるようになりますよ!

では、今日も最後までありがとうございました。


★True voice の願い
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