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● この記事を書いた人 : True Voice 主宰 / 高田三郎 (元) Speech Level Singing 日本初認定ヴォイストレーナー YAMAHAゴスペル講師、昭和音大非常勤講師 ロサンゼルスから持ち帰ったハリウッドスタイルのヴォイストレーニングとプロシンガーでもある自身が開発した高田メソッドによる科学的、理論的な発声指導法で多くのプロアーティストのヴォイスコーチとして活躍中。 「高い声で歌える本」「ヴォーカリストのための全知識」「カラオケで高得点をたたき出すボイトレ本」など数十冊のボイトレ本の著者でもある。

★息は吐き出しちゃ駄目! 1/2 ロングトーンが出来る正しい呼吸法

★息は吐き出しちゃ駄目! 1/2

前回は、ブレスの息を取り込む側面についてお話しました。
「息を力ずくで肺に取り込もうとしなくても
空気の方が肺に入り込んでくれるという」驚きのお話をしましたね。

そういう正しいイメージを持った瞬間に歌うのがとても楽になった
という嬉しい反響を沢山頂いて嬉しいです。

みんなの役に立ててよかった…

さて、息を吸ったなら、次は吐くほうですね。

まさに歌う瞬間です。

ところが、歌おうとして肺を収縮させると

反射的に声帯は開こうとしてしまうのです!!

そもそも声帯の開閉で声がでるのですから、声帯が開こうとする傾向が強いと上手く歌えません。
そればかりかなんとか出しても、息漏れが多い声だったり、声がひっくり返り安くなってしまうのです。

「そんな、ばかな…!!」

と思うかも知れませんね。

でも、よく考えて見るともともと肺と喉は酸素の出し入れの為にある器官です。
効率よく、肺にたまった二酸化炭素をからだの外に出すには、空気の通り道を邪魔しないように
反射的に声帯が開こうとするのが当たり前の話ですね。

と、言う事は

声を出すには息を吐かなければいけないのに、
吐こうとすると、声を出す為に閉じなければいけない声帯が反射的に開こうとしてまう!!

お~なんという矛盾 !!!

では、どうしたら良いのでしょうか?

答えは

「肺に息を吐いている事が気づかれないように吐く」です!

そうすれば、反射的に声帯は無駄に開こうとしないので、声帯も奇麗に開閉運動が出来て
最高の状態で歌を歌う事ができるのです。。

では、そのやり方は次回お伝えします。


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歌詞と感情をリンクするには?1/2

 

歌詞と感情をリンクするには?

”感情表現のお話”で歌詞を深く理解するには大きくわけて二通りある事をお話しました。
どちらでもOKなのですが、今日は個人的な体験とリンクさせる方法をもう少しだけ詳しくお話しますね。

僕のレッスンでは、対話形式を使って生徒さんの理解が深まるように手助けして行きます。
例えばLOVE SONGだったら、こんな感じで話します。

高田「LOVE SONGには大きくわけて、”恋が順調で幸せ!!” と”愛が終わって悲しい”の二通りがあるよね。この曲はどっちだと思う?」

生徒さん「恋が順調で幸せの方だと思います」

高田「それは、歌詞のどの部分からそう感じる?」

生徒さん「全体の雰囲気からです。なんか楽しそうな曲なので…」

高田「そうなんだ…、例えば、この歌詞の”もし、二人があの頃ままように愛しあえていたら”
とあるけど、これはどういう意味だと思う?」

生徒さん「あ…、やはり、上手く行ってないかも知れません」

高田「そうかもしれないね。今まで上手く行かなかった事とかあるかな?」

生徒「あります…」

高田「そうなんだ…そういう気持でこの歌詞を読んだ時に、何か心に引っかかる部分はあるかな?」

というように、強引に意味の解釈を生徒に押し付けるのではなく、

あくまで

 

”自分で気がつく”ように、対話して行くのです。

 

そういう方法で歌詞をより文法的にも正しく読みつつ、生徒のリアルな体験も重ねるように手助けして行きます。

そういう作業をした後で歌ってもらうと吃驚するくらい素敵な歌に変わります。

声から生の感情が溢れて来て、聞いている僕も鳥肌が立つ事も良く有ります。
中には感情が溢れだして来て泣いて歌えなくなってしまう生徒さんもいるほどです。

歌えなくなっては意味がないと思われるかもしれませんね。
でも。最初はそれでいいのです。まずは、歌にリアルな自分の感情を出せるようにして行くことが大切です。

表面的な形として”切なそうに歌う”のではなく、本当に感情が動いて脳から”切なくなって歌う”事が大切なのです。

そして、感情を出しつつもどっぷりとそれに浸りすぎるのではなく、徐々にコントロールできるように慣れて行けば良いのです。

芸事の深い所ですが、自分の世界に入り込み過ぎても観客に伝わりません。
自分の感情も確かに動きながら、もう一人の自分がいてクールにコントロール出来た時に、はじめて観客も共感できるのです。

あなたも、よかったらこんな方法を試して見てくださいね。
自分でも吃驚するくらい感情表現が深まるハズです。

歌って不思議ですね、最高ですね!

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感情表現のお話

感情表現のお話

今まで僕は幸運にも、音大生から、アマチュア歌愛好家、有名な現役プロアーティスト、デビュー前のアーティスト、小学生から65歳くらいまでの老若男女、述べ数千人は教えて来たと思います。

どんなレッスンをするかというと、いろんなレベルの生徒さんがいますがいきなり感情表現のレッスンをすることはありません。
歌の基礎としての正しく自由に広い音域を歌えるようになる為のレッスンから行います。
生徒さんの声を聞いてその人に合った科学的裏付けのある課題を瞬時に判断して組んで行くのです。

信じられないかも知れませんが、今までの経験値を総動員して行うので控えめに言っても99%の生徒さんはメキメキと上達して行きます。

「やった~、せんせい、今‥出来てましたよね !!」

生徒さんが目を輝かせて喜ぶ顔を見ることが出来るのは最高です。

人間は出来なかった事が出来るようになると心の底から全能感が湧き上がるものです。
その達成感は自信につながり、素敵な自己肯定感へと変わって行きます。

それを手助け出来る音楽講師というのは本当に素晴らしい仕事だと思います。
僕も本当に嬉しくなります。

ただし、ゴールはそこではありません。

全て、自然な感情表現を込めた、観客の心に響く歌を歌えるようになる為の準備段階なのです。

それは、どうしたら良いのでしょうか?
そもそも、教えられる事なのでしょうか?
持って生まれた感性の差では? とあなたも思うかも知れませんね。

でも、安心してください。
僕はそれを引き出す為の方法論も確立しています。
みんな吃驚するくらいガラッと歌の表現力が変わりますよ!

ヒントは歌詞の読み方にあります。

続きは”歌詞と感情表現をリンクするには?
をお読みください。


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あなたのミドルヴォイスは裏声になっていませんか?本当の出し方を伝授!

★ミドルヴォイスが裏声になってませんか?

 

こんにちは高田三郎です。

僕の個人レッスンに来て頂く生徒さんには、ふた通りの目的を持った人がいます。

一つはプロアーティストか、その予備群で
毎週、毎月、一定のペースで通ってレベルを着実に上げて行くのが目的の人。

二つ目は、一度で良いから発声をチェックして欲しいというのが目的の人。

こういう人は地方や海外にお住いの方が多く、普段は僕のヴォイトレCDやDVDで練習してくれているのだけれど、果たして正しい練習が出来ているのかチェックして欲しいという方々です。

その中で、一番多いのが

ミドルヴォイス !!

「高音域が出てきてるのですが、私のミドルヴォイスはこれで良いですか、ちゃんとミドルヴォイスになっているでしょうか?」

というご相談が多いのです。

早速、声を聞かせて頂くと

残念ながら、ミドルヴォイスではなくて裏声になってしまっている人が多いのです。

でも、直接指導するとその日のうちにミドルヴォイスを出す感覚を体験して貰う事が出来きるものです!

皆さんとても感動してくれるので僕も嬉しくなります。(*^^*)

皆さんも、ミドルヴォイスが裏声になっていないかチェックして見てくださいね。

では、次のページではどんなレッスンでミドルヴォイスの感覚を掴んで貰うのかお教えしますね。

高い声で歌うには?マイケル・ジャクソンと同じ方法で練習すれば大丈夫!!

高い声で歌うには?

僕は学生時代から発声に関する本があったら片っ端から読んでいました。
その中の一冊に衝撃的な一文がありました。

「声域は持って生まれたものなので、いくら練習しても
対して変化がないでしょう。」

海外の有名な方が書かれた本でした。
「しかし、いきなり救いがない本だな…」
と思いました。

でも今思うと”声域を広げるよりも、もっと大切な練習が沢山
ありますよ。声域が狭くても素晴らしい歌手にはなれますよ”
という事をおしゃっていたのかも知れませんね。

でも、みなさん安心してください!

その後、研究に研究を重ねた僕は
今では声域が広がらないという事は
全くの間違いである事を僕は知っているのです。

正しくは次のようになります。

 

「声域は持って生まれた各自の声帯の長さにより、それぞれ
特異な音域があります。力任せに練習してもほとんど広げるのは無理でしょう。

「ただし、生理学的、科学的に正しい理論に基づいた発声練習を行えば
誰でも、それまでよりは相当に高い声で歌う事ができるようになるのです。
頑張りましょう!!」

 

実際、耳鼻咽喉科医であり、日本の音声研究の草分け的な存在である
米山文明先生が監修のDVDでも

「低い音を広げて行くのは、限界がありますが、高い声を出していくのには、正しい方法を練習していけば限界がないのです。どうぞ、みなさんあきらめないで頑張ってみてください。」

という趣旨の事をおしゃっていました。

確かに以前、銀座百点という雑誌の対談で僕が米山先生と対談した時もそのような事をおしゃっていました。偶然にも米山先生は、僕と同じ歌の先生に習ったマイケルジャクソンを診察された経験があるそうです。

まさにその共通の先生も

「高音域は練習で伸ばせるよ!」

とおしゃっていたのです。

 

高音域開発の話ですが、実際に僕のレッスンを受けて頂いた方は
10歳だろうが65歳だろうが、プロでもアマでも、短期間で
音域がガンガン広がってますので、間違いないです。

あなたも諦めずに、トライしてみましょう!


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1日10分でOK!高い声が出るどこでも簡単リップロールトレーニング

みなさん、おはようございます!

前回、高音域発声の秘訣は

1、喉の外側の筋肉のリラックス
2、喉の内側の筋肉の適度な使用

が重要だという事をお伝えしました。

これはつまり喉の外側(首回り、あご、舌などの筋肉)と喉の内側(声帯周辺の筋肉)を切り離してコントロールするという事なのです!

普通は、これらを一つのものと感じてしまいがちですね。高い声を出そうとすると、
どうしても喉や首にあご、全部に力が入ってしまう。

誰もが経験する、首に青筋が立って顔が真っ赤になる状態。

本当は声を出すところは声帯(喉の内側)なのに、関係ない
首やあご、した(喉の外側)まで力が入ってしまうものです。

むしろ、首だけではなくて身体全体で頑張ったほうが高い声が出るとさえ思っていますよね。

素人だけではなくて、多くのプロ歌手やヴォイストレーナーさえそう信じて疑わない人も沢山いるので、あなたがそう思っても無理はありません。

ところが、
それが、高音発声ができない最大の理由なのです。

実はそれは高音発声だけでなく、音程や響きが悪くなる原因でもあるのです!!

逆に

喉の外側=アウターマッスル と

喉の内側=インナーマッスル を

切り離してコントロールできるようにすれば
高音域も伸び、音程、響きも全てが見違えるほど
良くなるのです!

では、その為にはどうしたらいいのか?

その為のレッスンワンとしてリップロールという発声練習をやってみましょう。これは最近ではリップトリルともいいますが、唇をプルプルとさせながら声を出す事です。

「プルルルル~~~」

とまずやって見てください。

「そんなの、もう、知っている!」

と思った方はちょっと待ってください。
リップロールは僕が17年前に「高い声で歌える本」で日本に紹介した時は
ほとんど知られていませんでした。

それが、今ではレッスンに取り入れている先生や学校も多いのは嬉しい事ですが、
その正しい目的を知っている人は少ないようです。

リップロールの目的を

”息を強くする練習”

と考えている方が多いのですが、全く逆です。

実は、最低限度の息の量で発声する為の練習なのです!!

そもそも、息が強すぎるから、喉、首に力が入ってしまうのです。

そして、喉、首に力が入ってしまって声が出にくくなってるのを
さらに強い息で何とかしようと頑張る。

そして、さらに力が喉、首に入ってしまう…

まさに悪循環。負のスパイラル。(-_-;)

これでは、何十年練習しても高い声など出せるわけがありませんね。
まずは、リップロールでこの負のスパイラルから解放されましょう!!

ポイント1
首、あご、舌、唇、すべての力を
”ダラ~”と抜き続けます。

ポイント2
低い音から高い音まで、唇のプルルルというスピードを変えずに声が出せるようにコントロールしてみましょう。

このレッスンワンを毎日やるだけでも、

「あれ?、声が出しやすい!! 不思議だ~!!」

というようになって来ますよ。
是非、毎日やって見てください。

これだったら道を歩きながらでも出来ますね。
ただし、周りに人がいない事を確認してからにしてくださいね。


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カラオケ採点で確実に高得点を出す方法とは? 第一回

今日はカラオケ採点で高得点を出す方法をお教えしましょう!(*^▽^*)!
実は、僕は大手カラオケブランドDAMとJOYSOUNDの採点システム開発者の方々に直接取材を敢行した上で得点アップに効果的なエクササイズを開発して本にもしているのです!

その名も「カラオケで高得点を出すボイトレ本(CD付き)!

今思うとあまりにも直球なネーミングですね (;’∀’)

例えば、何かの試験で得点をとるには試験官がどこをポイントにして採点しているかを知らなければ駄目ですよね。無駄な努力が多くなってしまいます。

逆に、ポイントがわかれば努力が実を結びやすくなりますよね。

カラオケ採点も全く同じなのです!

そこで、ぼくはDAMとJOYSOUNDの二大メーカーの採点システム制作チームに直接取材をしました。カラオケに搭載されたコンピューターがどんなアルゴリズムで採点をしているかを全て知った上で得点する為のボイトレ方法を考案しました!

ね! ぐっと信頼度がまして来ましたでしょう。

ではまず、採点システムの流れをざっとご説明しますね。(*^▽^*)

あなたが気持ちよく歌った声は、マイクでアナログ電気信号に変換されます。それをカラオケマシーンに搭載されたコンピューターがデジタル信号に変換して音量変化、音程変化を精緻に数値化して行きます。

そして、あらかじめプログラムされた採点基準にそってあなたの歌の数値をてらし合わせて
判定していきます。

だから、採点プログラムを作った採点者がどんな歌い方を上手いと考えて基準を作ったかを知らないと得点できないのです。

どう考えても上手い歌が低得点。
こんな事が起こってしまうのはこの為なのです。

★シャクリ

では、いくつかの採点パラメーターの中でもっとも代表的な”シャクリ”
について今日はお教えしましょう!!

シャクリとはメロディの音の正しい音に対して、音の高さを下からずり上げて行く歌い方です。

メロディが、”ド”からはじまるとしたら、その下の”シ”か、”ド”と”シ”の間くらいのおどからずりあげつつ歌って”ド”に到達するように歌うテクニックです。

これは、実はプロの歌の世界では、基本的には良くない意味で使われている言葉です。
音程を最初から正確に当てられない未熟な歌手が音を下から探って歌う事を

「君、その音をシャクっちゃてるよ! 最初から正しい音程でストレートにうたえないの? 」

というように使われるものでした。

では、なぜカラオケではシャクリが逆に得点できるかというと

採点プログラム制作チームが
「人が歌を聴いて上手いって感じる要素はなんだろう?」
と考えて、統計や実験を重ねた結果

「実は、シャクっている歌手のほうが、人はそこに味を感じて上手という判断をしている。という結論に達したのです!」

確かに、音程がとるのが上手くて全て正確に、ストレートに歌うだけの歌手は
機械的で上手く感じないですよね。

だから、あなたの歌は上手く歌えているのに得点が伸びないのかもしれませんね。

まずは、シャクリを多用して味をつけまくってみましょう。
それだけで、今まで見たことがない自己ベスト得点になると思いますよ。

早速、トライしてみましょう!
よかったら結果をコメントしてください♪

最後に本当の意味で歌が上手いという事とカラオケの採点が高いといことは
イコールではないという事も知っておきましょう。あくまでゲームとして楽しく歌ってみましょう。

そして、音程チェックの自己練習マシーンとしてはすぐれているので、そういう意味で真剣に取り組むのは、それはそれでまた素晴らしい使い方です。

では、反響があれば、カラオケ高得点取得テクニックの2を次回もやろうかと思っています。
よろしければ、コメントを頂けると嬉しいです。

では、今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました!

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ブレスは吸い込んではダメ!これが歌のうまくなる正しい呼吸法

さて、今日はブレスについてレッスンしたいと思いますが
今回は高田ブログ初の連載形式でお届けします。

声は肺からの息の圧力で声帯を開け閉めさせた時に生じる音です。
ですから、あたりまえですが、まず肺から息がスムースに送られてこないと上手く歌えないわけですね。

歌が ”呼吸の芸術”と呼ばれるのも分かりますね。

その為には、息を吐く前にまず空気を上手に肺に入れないといけないわけです。
実は、一番シンプルなこの最初のアクションで
多くの人が間違ったイメージを持ってしまっているのです。
その間違ったイメージの為に、

ロングトーンが出来ない
声が枯れやすい
音程が不安定
高音が出ない
歌うと体力をすごく消耗する

など、沢山の勿体ない事が起こってしまいます。

あなたも思い当たる節がありませんか?
★間違ったイメージの解説

では、いくつかの間違ったイメージを一つずつ解説して行きましょう。
一つ目は、

1,息は吸い込まなければいけないと思っている。

「え?」

と思うかもしれませんが、実は息を吸い込もうとする事がまず間違っているのです!!

実はあなたが空気を必死に吸い込もうとしなくても、
空気の方があなたの肺に入り込みたくてしょうがないのですよ!!

その理由は?

そして、正しい空気の取り込み方とは?

間違っているのは、肺という風船が体にあって、それを一生懸命広げると
ストローから空気を吸い込むような抵抗に打ち勝ってやっと
空気が肺に入ってくるというイメージです。

普通は誰もが無邪気にこう思うのです、
実はこれが大間違いなのです!!

なぜなら、まず、肺は風船とは違い弾力性のないただの袋なのです。
肺はそれ自体では心臓のようにドッキン、ドッキンと自発的な活動する事ができません。
★正しい呼吸のイメージ

では、どうやって空気をとりいれるかと言うと、肺の周りにある肋間筋や横隔膜、腹筋などで肺のまわりの空間を広げてやるのです。

そうすると、肺の空間が広がります。

ご存知のように空間には大気圧が満ちていますね。
そしてて、空気君達は自分たちよりも少しでも圧力の低い空間があれば
入り込みたくてウズウズしているのです。

そこで、肋間筋や横隔膜の働きで肺の空間が広がると、小学校理科の時に習ったボイルの法則で肺の中の圧力が低くなります。

そしたら、勝手に大気圧に押されて空気君達は、「やった~、それいけ!」とばかり自分達の方から肺の中に滑り込んで行くのです!!

ちょっと、分かり辛いかもしれないので、例をあげますね。

例えば、あなたが海底に立っていて、口を開けた状態を想像してみてください。水圧で勝手に水が肺に流れ込んできますよね。

これと同じ事なのです!

大気圧は海の水と違って目には見えませんし、普段は全く感じませんが常にあなたの周りに満ちているのです。そして、すきさえ有ればあなたの肺の中に張り込もうと狙っているのです! 努力して空気を必死に吸い込む必要は必要は全くありません。

これは、正に目から鱗かもしれませんね!

特に、腹筋や背筋をアスリートのようにギンギンに鍛えなくても
ただ「すっと」お腹、脇腹、背中という体の低い方を開けば
その瞬間に空気のほうから肺に入り込んで来てくれるから有り難い話です。

この呼吸の要領が掴めたら、無駄な体力を使わないわけですから。
とても体が疲れ辛くなります。
息を出すコントロームも無駄がなくなるので、音程や声量も安定します。
勿論、ロングトーンも上手くなります。

なぜかというと、普通は一生懸命に息を吸おうとするので
吸入が多すぎてしまうのです。そうすると、逆に空気は
外に出たくてしょうがなくなり、あなたが歌おうとしたらあっと言う間に息が外にでてしまい、声が続かなくなってしまうのです。

また、息を肺に取り込むのに
音を立てる必要はまるでありません。

逆に、息を吸う時に「ハッ」と音を立ててしまうのは、空気の通り道を狭めてしまっている証拠です。
これでは、効率良く空気を取り込めないばかりか、声帯が乾きやすくなりのどが疲れる原因になってしまうのです。

「ハッ」という雑音を立てずに息を取り入れられたら、息の通り道を狭めていないので最大に効率良く息を取り込む事ができますよ。

どうですか?

正しい、基本の呼吸イメージを持つだけでいろんな事が解決する事がおわかり頂けましたでしょうか?

例外として、感情表現としてなら、音を立てるブレスは大切なテクニックです。どんどん、効果的に使ってください。

ただし、それは音を立てない基本のブレスが出来てからにしましょう!

これだけで、吃驚するくらい歌が楽に歌えるようになりますよ!

では、今日も最後までありがとうございました。


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ボーカリストが意外と気付かない?リズムトレーニングの絶大な効果と練習法

リズム感良く歌うには?

音程が良くてもリズムが悪いとスカッとした歌になりません。
どこか 今いちな歌になってしまいます。

他の楽器と違ってヴォーカリストは音程の意識は高くても
リズムに対してはあまり気にしていないものです。

よっぽどセンスが良い人でないと、ちゃんとした先生について習ったり、レコーディングなどをした時にはじめてリズムの大切さがわかります。

正しい音符の長さを理解することは勿論ですが、体でリズムにのる感覚をつ掴む事。これが究極的に重要です。

ポピュラー音楽は基本的にダンスミュージックとして生まれたものだからです。

では、どうしたら良いのでしょうか?

答えは

Let’s Dance !! 踊ることです。

ヴォーカリストだけでなく、すべての楽器奏者も踊りを習うと
リズム感が圧倒的に良くなります。

単に音符の長さが正確にとれるという次元ではなくて、いわゆるグルーブ感というものも良くなるのです!!

といっても、EXILEのようなハイレベルの踊りができなければイケない
というわけではありません。

僕のレッスンでは必ず、左右の体重移動でリズムを感じる横乗りのステップタッチと軽く膝をまげて上下運動の縦のりでリズムにのるダウンアップをやります。

そして、裏の拍、オフビートで手拍子を叩く練習をします。

表拍、オンビートとは「いち、にい、さん、しい」
という部分です。

裏拍、オフビートとは 「いち、と、にい、と、さん、と、しい、と」
の「と」の部分です。

この「と」の部分で手拍子するわけですね。

そして、同時に歌うのです(*^▽^*)

このシンプルな動きの中に、リズム感を養う動きが全て網羅されています。

あなたも今日から早速やってみましょう!

絶対にリズム感良く歌う事ができるようになりますよ。

そして、踊ることが楽しくなってきたら、いつかはMichael・Jacksonのように歌いながら踊る事ができるようになるかも知れませんね。

Everybody,Let’s Dance !!


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本番に強くなる!緊張せずに歌えるシンプルな2つのテクニック

みなさん、こんにちは!

いよいよ、リオオリンピックもクライマックスが近づいて来ましたね。
連日、アスリートの素晴らしいパフォーマンスに感動の毎日です。

彼らは、4年間練習に練習を重ねこの数日に最高のコンディションになるように
計算して挑みます。

中でも本番に強い選手っていますよね。

ここ一番に最高のプレーが出来てしまう。

逆に、ここぞという時に本領を発揮できない選手もいます。

予選タイムの方が良いじゃん…というような (p_-)

僕はこれを見て歌も一緒だな…と思いました。

あなたもそんな経験がありませんか?

練習ではあんなに上手く歌えたのに、本番で声がひっくり返ってしまった…

出とちった…音程を大きく外してしまった…歌詞を大きく間違えた…などなど 泣

ではそんなあなたに

本番のステージであがらずに最高の歌を歌う秘訣をお教えしましょう!!
それは、「無欲。」

 

普段の自分以上に良い所を見せてやろうという無欲な状態で歌う事です。
普段の自分を本当の実力よりも自分を大きく見せたいという欲が、緊張や上がりを生み

普段で来ていた事さえ出来なくなってしまうのです!!

ここは、潔く 「普段練習でやって来た事がそのまま出せればいいや」
という開き直った自分で歌ってみましょう。

そうすれば、落ち着いて逆に普段よりも上手く歌えてしまう事さえあるものですよ!

リオで体操の内村航平さんが、インタビュアーからどうしてそんなに素晴らしい演技がいつもできるのか?

と聞かれて

「普通に普段通りやることだけを考えています」

という趣旨の回答をされていました。

これぞ、無欲!

自分の努力で掴んで来たものをそのまま出せればいい。奇跡なんて求めてない。という事ですよね。

流石ですね。

歌でも同じです。

レコーディングやステージのリハーサルで

「まず練習で歌ってみましょう…」

という時は力の抜けたとても良い演奏をしていた歌手が

「いい感じですね。では 本番いってみましょう!!」

と言われた途端に力が入って、全然いい感じでは無くなってしまう…泣

という事のなんと多い事か…( *´Д⊂ グスン…

凄腕のプロデューサーの中には、「練習いってみようか…」といって1,2回歌ったら。

「ハイお疲れさま!」とその歌をOKテイクにしてしまう人さえいます。 (恐)

そして、それが確かに本当に上手く歌えているのですから素晴らしいですね。

★ハイパフォーマンスの秘訣

では、最後に上がらないでハイパフォーマンスを維持する為の秘訣をお教えしましょう!

  1. 練習は常に本番のつもり、真剣勝負でしっかりと反復練習する。
  2. 本番はリハーサルのつもりでリラックスして歌う。

「なぁーんだ ♪」

と聞こえて来そうですが、秘訣や真実はいつもありふれた行動の中にあるものです。

簡単なようで難しいですよ。上手く歌ってやろうとか、人を驚かせてやろう、とかいう欲を捨てなければいけないですからね。 歌もある意味、精神修行です。

お互いに頑張りましょう!


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