「メンタルテクニック」カテゴリーアーカイブ

歌詞と感情をリンクするには?1/2

 

歌詞と感情をリンクするには?

”感情表現のお話”で歌詞を深く理解するには大きくわけて二通りある事をお話しました。
どちらでもOKなのですが、今日は個人的な体験とリンクさせる方法をもう少しだけ詳しくお話しますね。

僕のレッスンでは、対話形式を使って生徒さんの理解が深まるように手助けして行きます。
例えばLOVE SONGだったら、こんな感じで話します。

高田「LOVE SONGには大きくわけて、”恋が順調で幸せ!!” と”愛が終わって悲しい”の二通りがあるよね。この曲はどっちだと思う?」

生徒さん「恋が順調で幸せの方だと思います」

高田「それは、歌詞のどの部分からそう感じる?」

生徒さん「全体の雰囲気からです。なんか楽しそうな曲なので…」

高田「そうなんだ…、例えば、この歌詞の”もし、二人があの頃ままように愛しあえていたら”
とあるけど、これはどういう意味だと思う?」

生徒さん「あ…、やはり、上手く行ってないかも知れません」

高田「そうかもしれないね。今まで上手く行かなかった事とかあるかな?」

生徒「あります…」

高田「そうなんだ…そういう気持でこの歌詞を読んだ時に、何か心に引っかかる部分はあるかな?」

というように、強引に意味の解釈を生徒に押し付けるのではなく、

あくまで

 

”自分で気がつく”ように、対話して行くのです。

 

そういう方法で歌詞をより文法的にも正しく読みつつ、生徒のリアルな体験も重ねるように手助けして行きます。

そういう作業をした後で歌ってもらうと吃驚するくらい素敵な歌に変わります。

声から生の感情が溢れて来て、聞いている僕も鳥肌が立つ事も良く有ります。
中には感情が溢れだして来て泣いて歌えなくなってしまう生徒さんもいるほどです。

歌えなくなっては意味がないと思われるかもしれませんね。
でも。最初はそれでいいのです。まずは、歌にリアルな自分の感情を出せるようにして行くことが大切です。

表面的な形として”切なそうに歌う”のではなく、本当に感情が動いて脳から”切なくなって歌う”事が大切なのです。

そして、感情を出しつつもどっぷりとそれに浸りすぎるのではなく、徐々にコントロールできるように慣れて行けば良いのです。

芸事の深い所ですが、自分の世界に入り込み過ぎても観客に伝わりません。
自分の感情も確かに動きながら、もう一人の自分がいてクールにコントロール出来た時に、はじめて観客も共感できるのです。

あなたも、よかったらこんな方法を試して見てくださいね。
自分でも吃驚するくらい感情表現が深まるハズです。

歌って不思議ですね、最高ですね!

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あなたがまだ知らない、あなたの本当の美しい声

それをあなたと一緒に見つけたい。

それが、僕ら”TRUE VOICE “の願いです。

TRUE VOICE 主宰 SABURO TAKADA  

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本番に強くなる!緊張せずに歌えるシンプルな2つのテクニック

みなさん、こんにちは!

いよいよ、リオオリンピックもクライマックスが近づいて来ましたね。
連日、アスリートの素晴らしいパフォーマンスに感動の毎日です。

彼らは、4年間練習に練習を重ねこの数日に最高のコンディションになるように
計算して挑みます。

中でも本番に強い選手っていますよね。

ここ一番に最高のプレーが出来てしまう。

逆に、ここぞという時に本領を発揮できない選手もいます。

予選タイムの方が良いじゃん…というような (p_-)

僕はこれを見て歌も一緒だな…と思いました。

あなたもそんな経験がありませんか?

練習ではあんなに上手く歌えたのに、本番で声がひっくり返ってしまった…

出とちった…音程を大きく外してしまった…歌詞を大きく間違えた…などなど 泣

ではそんなあなたに

本番のステージであがらずに最高の歌を歌う秘訣をお教えしましょう!!
それは、「無欲。」

 

普段の自分以上に良い所を見せてやろうという無欲な状態で歌う事です。
普段の自分を本当の実力よりも自分を大きく見せたいという欲が、緊張や上がりを生み

普段で来ていた事さえ出来なくなってしまうのです!!

ここは、潔く 「普段練習でやって来た事がそのまま出せればいいや」
という開き直った自分で歌ってみましょう。

そうすれば、落ち着いて逆に普段よりも上手く歌えてしまう事さえあるものですよ!

リオで体操の内村航平さんが、インタビュアーからどうしてそんなに素晴らしい演技がいつもできるのか?

と聞かれて

「普通に普段通りやることだけを考えています」

という趣旨の回答をされていました。

これぞ、無欲!

自分の努力で掴んで来たものをそのまま出せればいい。奇跡なんて求めてない。という事ですよね。

流石ですね。

歌でも同じです。

レコーディングやステージのリハーサルで

「まず練習で歌ってみましょう…」

という時は力の抜けたとても良い演奏をしていた歌手が

「いい感じですね。では 本番いってみましょう!!」

と言われた途端に力が入って、全然いい感じでは無くなってしまう…泣

という事のなんと多い事か…( *´Д⊂ グスン…

凄腕のプロデューサーの中には、「練習いってみようか…」といって1,2回歌ったら。

「ハイお疲れさま!」とその歌をOKテイクにしてしまう人さえいます。 (恐)

そして、それが確かに本当に上手く歌えているのですから素晴らしいですね。

★ハイパフォーマンスの秘訣

では、最後に上がらないでハイパフォーマンスを維持する為の秘訣をお教えしましょう!

  1. 練習は常に本番のつもり、真剣勝負でしっかりと反復練習する。
  2. 本番はリハーサルのつもりでリラックスして歌う。

「なぁーんだ ♪」

と聞こえて来そうですが、秘訣や真実はいつもありふれた行動の中にあるものです。

簡単なようで難しいですよ。上手く歌ってやろうとか、人を驚かせてやろう、とかいう欲を捨てなければいけないですからね。 歌もある意味、精神修行です。

お互いに頑張りましょう!


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それが、僕ら”TRUE VOICE “の願いです。
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